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10/3 4年生「榎戸堰」へ

小雨も少し止んだ中、4年生が「榎戸堰」の見学に行きました。

榎戸堰は荒川の西遷以前からある歴史ある堰で、元荒川の第一の堰となります。この後、「榎戸堰」の歴史やその役割など、郷土史に詳しい指導者の方のお話を聞く機会も設けて、子供たちが調べていきます。

【昔の榎戸堰】

写真は「ふるさとの思い出写真集 明治・大正・昭和の吹上(ふるさと吹上を知る会編集)」より。

昭和41年(1966年)にコンクリート製の堰に変わるまでの約60年はレンガ造りの堰でした。

明治36年。レンガ造りの堰場の工事の様子。湧き水に苦しめられて工事は大変だったとのこと。
 
 明治36年。レンガ造りの堰場の完成を祝う竣工記念式。
 
 昭和27年頃の榎戸堰。
 
 昭和初期。榎戸堰は澄んだ水で天然のプールだったとのこと。先生に引率されて小学生たちが泳ぎに来ていたそうです。

レンガ造りの堰を見ることはできませんが、榎戸堰から道(中山道)の下をくぐる「榎戸堰組合用樋管(えのきどぜきくみあいようひかん)」は、堰完成の2年前(明治34年)に作られたもので、現在も当時のレンガ造りままの姿で残っています。この煉瓦は、東京駅建設にも使われた「日本煉瓦製造(深谷市)」のレンガが使われているとのことです。