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8/23 セミの一生…

今日は二十四節気の一つの「処暑」で、暑さのピークもここまでという日です。

セミの鳴き声もツクツクボウシの声も聞かれ始め、季節の移ろいを感じます。

ウッドデッキに数匹のセミの亡骸(なきがら)がありました。セミは、数年間も土の中で過ごして、やっと地上に出てこれたと思えば、わずか10日ばかりで一生を終えてしまうという話はよく聞きます。

そんなセミの一生を「可哀そうだな…。」と思っていたのですが、ある先輩の先生から「そんなことはないかもよ。」と言われました。その先輩曰く、

「セミにとっては地下の生活の方が安心で快適だったかもしれないよ。地上に出たら、鳥や猫に襲われたり、人間の子供たちに網で追い回されたり…。地上が幸せと思うのは、人間の勝手な価値観かもよ。」

セミを見るたびに、「なるほど…」と思った話を思い出します。