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9/1 「シェイクアウト訓練」

「関東大震災」から100年目の9月1日です。学校では「シェクアウト埼玉(県内一斉防災訓練)」に参加し、震災発生時刻の11時58分に合わせてシェイクアウト訓練を行いました。

私たちは「阪神淡路大震災」や「東日本大震災」なども経験し、災害に対する事前準備や災害時の対応について多くの知見を得ているはずですが、大切なことは「有事の際にどれだけできるか」ということかと思います。今日の訓練を通して、「大きな揺れ」があったときにも落ち着いて行動できることにつなげたいと思います。

   
 

「関東大震災」の直後に、行政機関が発出した文書も原因となったと思われる「デマ(→朝鮮人が井戸に毒を入れたなど)」が広がり、多くの朝鮮の方々の命が奪われるという悲しい事件が各地で起きました。熊谷・本庄・神保原などの近隣地区でも、一般の民間人が組織した自警団により、多くの朝鮮人(中国人も含む)の方々の命が奪われました。

この惨劇が起きてしまった背景には、その時代特有の様々な要因があるようですが、私たちが留意すべきこととして「非常時にはデマが流れやすい」ということを忘れずに、少なくとも『信頼できない情報は他人へ流さない』ということは教訓として生かすべきと思います。現在のネット時代、悲しいかな嘘の情報を流して「快」を得る人が多くいたり、情報の速さや範囲が「早くて広範囲」なため、意図せず誤った情報(特に不安をあおる情報)が広がりやすいことを忘れずにいたいです。