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9/7 築山のオオスズメバチ

昨日はオオスズメバチの件で御心配をおかけしました。

今日の朝、築山の巣を確認しましたが、スズメバチは一匹も見当たりませんでした。駆除業者が一晩おいていった粘着シートには13匹ほど付いていました。(駆除は巣の中に殺虫の薬剤を注入して行いました。)

少なくとも今週いっぱいは築山は立ち入り禁止にして、様子を見たいと思います。

築山にできた巣の様子と、オオスズメバチについて少し記します。

アカシアの木の根元付近の直径2センチ位の穴が出入り口(左写真)のようでしたが、後ろ側の大きく開いたうろのような部分(右写真)からも出入りしていました。

オオスズメバチは、外から見えるようなハチの巣ではなく、地面付近の穴や木切り株やうろの中に大きな巣をつくります。巣がしっかりできてくると「見張りのハチ」が出入り口付近にいて、人が近づいたりすると、ホバリング(空中に止まって飛ぶ)しながら「カチッ!カチッ!カチッ!」と大顎(おおあご)で警戒音(けいかいおん)を鳴らします。これは、「それ以上近づくと攻撃(こうげき)するぞ!」という「ハチの警告(けいこく)」ですので、そんな時には、静かにハチの巣から離れていきましょう

オオスズメバチの特徴は、このように巣の場所にもありますが、次のような特徴があります。

①お尻の先が「黄色い」

②単眼(複眼の間の眉間らへん)周辺がオレンジ色(赤丸内)

③頭楯(とうじゅん)下部の突起が2つ(青丸内)

※3つあるとコガタスズメバチです。小型といっても大きなスズメバチでオオスズメバチに対して小型というネーミングです。

   
④体が大きい。今回の固体は2.5㎝程度でしたが、大きいものだと4㎝を超えるものも珍しくなく、飛んでいる音はまるで「ヘリコプター」のような威圧感のある音がします。

スズメバチは怖い昆虫ですが、自分たちの巣を守るために一生懸命に自分の役割を果たしているわけで、むやみに遊びで人を攻撃しているわけではありません。

これからの秋口は、スズメバチの活動が活発になりますので、まずは巣に近づかないように注意していきましょう。

【参考】こちらはコガタスズメバチの巣です。コガタスズメバチは、見た目がオオスズメバチに似ていますが、巣はこのような巣を樹上に作ります。(2019年9月鴻巣中央小にて)